「技術は1日にしてならず」
その想いを胸に
プリント配線基板における加工技術の黎明期から
穴明け加工に取り組んできたハラダ製作所。
さまざまなご要望を実現する
応用力のある加工技術は、
長年蓄積されたノウハウをもとに実現されています。
その高精度な加工技術を支える、
弊社ならではの取り組みをご紹介します。
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加工機メンテナンス
弊社の技術を常に同レベルで実現するためには、加工機そのもののコンディションを保つことが重要だと
考えています。可能な限り、加工機を新品時の精度・状態に維持するため、定期的に細部にわたるメンテナンスを
実施しています。メンテナンス例
●加工機設置時の水平出し ●日常点検(10項目) ●1ヶ月点検(精度確認・調整など5項目)
●3ヶ月点検(グリスアップ等7項目)
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グリスアップ
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XY軸ズレ測定
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吸引押圧測定
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動的芯振れ測定
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平行度測定
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QIC清掃
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工場内環境の整備
一定レベルの加工精度を保つために、最新のエアコンを導入し工場内の恒温化を実現。
同時に電気代も削減でき、コストダウンにもつながっています。-
空調設備
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湿度管理
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個別集塵機
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ドリル再研磨の内製
使用したドリルは手動研磨機・自動研磨機を用いて自社内で研磨。
刃先精度を社内で管理することで、高いレベルの品質保証を実現しています。-
自動再研磨機
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刃先精度検査
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手動再研磨機
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システム化
生産管理システム
受注から納品までの生産工程を一元管理。厳格な納期管理を行なっております。
<管理項目>
●お客様よりの受注から出荷までの納期管理
●製品ごとの仕様を登録管理
●作業指示書の発行
製造管理システム
自社オリジナルの製造管理システム「DNC(Direct Numerical Control)システム」を構築。
製造工程全体を「見える化」し、27台の加工機を効率的に動かしています。<管理項目>
●加工データ(座標値)の自動転送
●加工条件(切削・工具寿命)の管理
●ドリルの管理(キット)・一部固定カセット化
●稼働スケジュール管理
●加工履歴管理(トレーサビリティ管理)
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品質保証体制ISO9001:2015認定取得
ISO9001の取得はもちろんのこと、各種測定機器を用い、穴位置・穴径・穴数等を
厳格にチェックする品質検査を行っています。測定例
●ホールチェッカー(穴数・塞がっていないか)●穴位置測定器(穴位置のずれ)
●X線検査装置(基板内層配線への干渉) ●CCD顕微鏡(穴内壁粗さの測定)
●研磨済みドリルのチェック
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ホールチェッカー
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穴位置測定装置
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X線検査装置